アングレーム国際漫画祭問題


アングレーム国際漫画祭(Festival international de la bande dessinée d’Angoulême)とは

ヨーロッパ最大級かつ、フランスで最も古い漫画関連のイベントで、30年以上の歴史を持つ。1974年にフランスのアングレーム市で開催されたのが始まり。
毎年1月末に開催され、会期中に優れた漫画作品(出版された物)に対し最優秀作品賞以下各部門ごとの表彰が行なわれる。また漫画の発展に寄与した作家一人がグランプリに選ばれる。
2014年は1月30日から2月2日の4日間にわたって開催。

このイベントで、韓国が慰安婦問題をテーマにした企画展を展開する予定である事を知った日本側が、日本の立場を説明するための展示を急遽用意した。
このような経緯でこのイベントは波乱が予想される中幕を開けたのであるが…

韓国の「慰安婦」展示説明会中止

2014年1月30日付の韓国紙、朝鮮日報は、フランス南西部アングレームで現地時間30日から開かれる国際漫画祭で韓国が予定している従軍慰安婦をテーマにした企画展をめぐり、地元記者ら対象の事前説明会が漫画祭を主催するフランス側の要請で中止されたと報じた。
同紙は中止要請の背景について、日本が主催者側に働き掛けたとの情報があると伝えた。

事前の説明会が中止になっただけで、企画展そのものが中止になった訳ではないようだ。


「慰安婦漫画」韓国OK、日本には「政治的な宣伝」

漫画祭には、慰安婦問題をめぐる日本と韓国の作品が出展されたが、主催者側は、「強制連行はなかった」とする日本側の漫画を「政治的」として撤去するよう要請した。韓国政府が持ち込んだ「元慰安婦被害者」の作品は展示を許可した。「韓国側主張の誤りを正し、真実を伝えたい」と、漫画作成に意気込んできた日本側関係者は納得せず、波紋が広がっている。
日本発慰安婦漫画の出展準備を進めていた実業家の藤井実彦氏(41)ら「論破プロジェクト実行委員会」のメンバーらは29日、アングレーム中心部にある「アジア館」の日本ブース前で行っていた記者会見の中止を主催者から求められた。
主催者は、日本側の漫画について「政治的な宣伝だ」と発言、日本側の関係者と論争になったという。


韓国の主張浸透の恐れ、慰安婦企画展に600人

韓国政府が実施している慰安婦をテーマとする企画展に約600人が訪れ、韓国側の主張に沿った展示内容をすっかり信じ込むケースも目立った。
会場には、旧日本軍の兵士が当時の朝鮮半島の少女を拉致したり乱暴したりするといった内容の十数作品が展示された。入り口の説明文には、日本側が慰安婦問題を認めていないかのような記述もある。
見学者のイザベル・プティさん(48)は「ひどい。娘にも見せる。日本はなぜ認めないのか」と涙を流し、ベルギー人のジャンジャック・ハロタンさん(55)は「こんな事実を初めて知った。日本が認めないのは残念」と話した。
日本大使館は、政府による取り組みや立場を説明する文書をプレスセンターで配布した。


閉幕―地元紙報道

アングレーム国際漫画祭が2014年2月2日閉幕。「慰安婦の強制連行はなかった」とする日本側の出展は拒否され、韓国側の出展だけが認められた事実を地元紙は詳しく報道、文化交流の場が政治論争の舞台になったことへの疑問も示唆された。

「日本を激怒させる展示会」-。こう題する記事を掲載したのは、中道左派のオピニオン誌ノーベル・オブザバチュア。

日本政府が韓国政府の展示に懸念を表明したほか、日本女性でつくる非営利団体が日本人1万2000人分の署名を集め、展示に反対する嘆願書を日刊紙シャテント・リーブルに送付してきた事実を紹介した。

また、ある日本人女性実業家が「慰安婦の存在は否定しないが、旧日本軍に強制連行されたことはなく、(韓国側の漫画は)虚偽の物語にすぎない。韓国政府は、漫画祭を政治的に利用した」とする書簡を同紙に送ってきたことも報じた。
地元紙シュド・ウエストは「漫画祭が国際情勢に直面するのは初めてだ」と論評した。


外務省文化交流海外広報課

日本側だけがダメな理由について、こんな見方を示した。
「1つには、慰安婦問題そのものがなかったという内容になっていたことがあると思います。確かに、表現の自由ということはありますが、ナチスのガス室はなかったといった、歴史的事実を否定したとみなされる内容については、ヨーロッパの人たちはセンシティブになっています」

つまり、慰安婦問題の存在自体を否定したことは「ナチスのガス室はなかった」と言っているのに等しい、と主催者側は考えたということらしい。日本側の展示会場にあった説明パネルには、ナチスドイツの党章「ハーケンクロイツ」を一部で使っており、そのことも主催者を刺激したのではないかと指摘している。

ただ、外務省の文化交流海外広報課では、ヨーロッパなら物議を醸す内容ではあったにしろ、一方的に日本側の展示を撤去したことに遺憾の意を表したとした。しかし、あくまで民間ベースのフェスティバルであり、趣旨に合うかを判断するのは主催者にあるとして、抗議はしていないという。主催者については、韓国寄りではないかとの指摘があるが、外務省の担当者は、ヨーロッパの人たちの見方が入っているとしながらも、「バイアスがかかってはいないと理解しています」としている。
なお、外務省では、韓国の展示も政治的な内容を含んでいるとみており、主催者側には、これまでも再三、フェスティバルの趣旨にあった内容になるよう対処してほしいと言ってきたという。


それぞれのコメント

藤井氏(論破プロジェクト実行委員会)

日本人が得意とする漫画で慰安婦の真実を伝えようとしたことが、表現の自由を標榜(ひょうぼう)するフランスの漫画祭で理解されず残念だ。韓国政府が主導している反日の出展こそが政治的な宣伝であり、抗議していきたい

その後のインタビュー

鈴木庸一(駐フランス大使)

「漫画祭は文化イベントで、特定の政治メッセージを伝えることは好ましくない」
日本が韓国に第二次大戦の問題で謝罪をしていないという認識は誤りだと指摘し、補償問題についても、1965年に韓国と締結した請求権・経済協力協定などで完全、かつ最終的に解決したとの日本側の立場を改めて説明した。

菅義偉官房長官

「国際的な文化交流を促進、相互理解や友好親善の趣旨にそぐわない状況が発生するのは極めて残念だ」
日本の立場や従来の取り組みを英語、フランス語、韓国語で記した資料を配布するなど政府の対応も明らかにした。

岸田文雄外相

「友好親善、国際的理解を深める趣旨に沿わない動きがあることについて残念に思う」

テキサス親父(トニー・マラーノ氏)

我等がテキサス親父は、現場で一部始終を目撃したようです。

みなさん、聞いてくれ。俺の目の前で、許せない事件が起こった。漫画祭の担当者が激高し、日本側ブースの看板などを引きずり下ろし、印刷物などを勝手に持っていった。盗んだんだぜ。
この担当者は、日本側の記者会見まで妨害して「お前たちは出ていけ!」と怒鳴り散らした。当然、日本側は「盗んだ物を返してくれ」と求めたが、彼は拒否した。警察を呼ぶように頼んだが、24時間たっても警察は現れなかった。フランス警察は現場到着まで1日以上もかかるのか?
慰安婦問題は、基本的に日本と韓国の問題だ。2国間の歴史的問題は、2つの側面からの見方がある。片側だけの見方を取り入れて、もう一方を拒否することは、歴史をごまかすことになる。
フランスは建国理念として「自由」「平等」「博愛」を掲げているんじゃないのか? 韓国側による漫画の展示を認めるなら、日本側の展示も認めるべきだろう。三大精神はウソだったのか。
今回、アングレーム市で起きたことは、韓国政府の10年間にわたる洗脳のたまものといえる。韓国側は長年にわたり、主催側との関係を構築してきたようだ。

日本のみなさんに言いたいのは、「ヤツら(=韓国人)は諦めない」と言うことだ。これからも、憎悪にもとづくひどい工作を続けるだろう。
ただ、韓国の漫画を見た人はすべて「これで日本のイメージが落ちることはない」と言っていた。ウソつきたちが日本のイメージを汚すことは困難だ。
日本は今後、「慰安婦の真実」を世界に伝えていく決意を持って、その努力を怠らないことだ。日本人の多くが、韓国の暴挙を知り、慰安婦問題の正しい見方が広がるきっかけになればいい。


フランク・ボンドゥ組織委員長

共同通信のインタビューに応じ、従軍慰安婦をテーマにした韓国政府の企画展が漫画祭の本来の趣旨から「逸脱」しないよう注意を払ったと語った。

─展示内容についての組織委の立場は
「韓国の趙允旋女性家族相が『(戦時下の女性への暴力は)日韓間だけでなく普遍的な問題』と語ったことは間違っていない。ただし展示内容は漫画家個人の見方で、必ずしも歴史的真実ということではない

─日本側とのやりとりは
「漫画家の往来などに関連して日本大使館とは長年の付き合いがあり、企画展についても意見交換をした。圧力を受けたことは一切ない」

─韓国側とは
「彼らは写真など漫画以外の展示を再三求めてきたが、断った。企画展が漫画祭の本来の趣旨から逸脱しないよう気を付けた」

─韓国側に政治的意図があったと思うか
韓国政府は漫画家を財政的に支援したが、漫画家らは『自由に制作した』と断言している」


ニコラ・フィネ氏(フランス・アングレーム国際漫画祭実行委員)

産経新聞のインタビューに応じ、韓国政府の展示が引き起こした「すべての出来事」に対して不満を抱いていることを明らかにした。

―韓国の展示に満足か
「(批判など)展示がもたらしたすべての出来事に不満がある。もっと違った形でやることができた。しかし、もう起きてしまったことだ。主催者は(この結果に)だれも満足していない」

インタビュー全文
韓国展実施を後悔、仏主催者「すべて不満」[1][2],産経ニュース2014.2.2配信・魚拓[1][2]


中国人や韓国人の手口

10年以上前のことだが、米国でとんでもない本が出版された。アイリス・チャンという中国系女性の『ザ・レイプ・オブ・南京』である。1937年の南京攻略に関して、史実とはまるでかけ離れた日本軍の「蛮行」を書き立てた書物だ。

▼当時のニューズウィーク誌日本版の抜粋から引用すれば、こんな表現もあった。「女性はレイプされただけでは飽き足らず、腹を裂き、乳房を切り落とし、壁にクギづけにした例も少なからずあった」。ほかにも引用するのをはばかられるような書きぶりであふれていた。

▼むろんデタラメである。特に女性の乳房を切り落とすような「蛮行」は日本の歴史には全く出てこないことだ。日本だけでなく、米国の歴史研究家からも反論が相次いだ。それでもセンセーショナルな表現が米国人の日本観に悪影響を与えたことは確かだろう。

▼フランス・アングレーム国際漫画祭での韓国政府の企画展も、そのひどさでは引けをとらないようだ。例によって慰安婦がテーマだが、日本の軍人が少女を集団で拉致したり暴行したりする漫画が十数点もあるという。漫画とはいえ、何の根拠もない作り話である。


論破プロジェクト

韓国政府の暴挙に“日米同盟”が立ち上がった。フランスで来月に開催される国際漫画フェスティバルに、韓国は慰安婦問題を題材にした漫画50本を出品して日本を貶める準備をしているが、これに対抗する日本の会社社長と、動画サイトで「テキサス親父」と呼ばれる米国人がタッグを組んだのだ。米国人は、真実を伝える日本の慰安婦漫画の出品を支持するとともに、具体的証拠を示して動画で「(韓国人は)嘘吐(つ)きだ!」と訴えている。

民間レベルの日米同盟を結んだのは、都内でコンサルタント業や漫画広告事業を営む藤井実彦氏(41)と、米テキサス州在住の「テキサス親父」ことトニー・マラーノ氏(64)。

藤井氏とマラーノ氏の接点は、夕刊フジが10月31日発行号で報じた「日韓漫画戦争」の1面記事がきっかけ。藤井氏の奮闘を紹介したものだが、これを日本の「テキサス親父」事務局メンバーが見つけ、マラーノ氏の「素晴らしい挑戦だ」との感想とともに、藤井氏に「手伝いたい」と打診。11月末に藤井氏が渡米し、劇的な“日米同盟締結”となった。
「マラーノ氏は数年前、反捕鯨団体『シー・シェパード』(SS)を応援しようと調べ始めたそうです。するとSSの主張はウソで、日本が正しいことが分かった。マラーノ氏は『日本人の礼儀正しさはすごい。調べれば調べるほど、日本がまともな国だと分かった』と話していました」


参考文献





  • 最終更新:2014-02-03 07:05:48

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