「アンネの日記」破損事件

東京を中心とした図書館、書店で、アンネ・フランクに関連した書籍が破かれ、破損されている事が相次いで発見され、物議を醸している事件。

時系列

  • 1月23日練馬区図書館でアンネの日記の破損を発見
  • 2月2日イリナ・ボコヴァ・ユネスコ事務局長訪韓時
「アンネ・フランクの日記は登録されている。慰安婦被害記録も同じだ」チョ・ユンソン女性家族部長官が主張
  • 2月6日区立中央図書館長で構成する「特別区図書館長会」
で注意喚起
  • 2月7日各図書館が警視庁へ被害届を提出
  • 2月13日「杉原千畝―命のビザにたくした願い」が数ページ破られているのが見つかった。
  • 2月18日図書館関係者がツイートで拡散
  • 2月20日ハフィントン ポスト(2014年02月20日 14時51分 JST)
  • 2月20日ユダヤ系団体(本部ロサンゼルス)が声明発表
  • 2月21日官房長官が「記者会見の質疑応答」の中で非難
  • 2月21日「アンネの家」声明発表。「NHKがアムステルダム」で取材。
  • 2月21日豊島区の書店でも破られていた(1か月ほど前にも破られていた。報道を受けて調べたところ、更に今回1冊が破かれていた。)
  • 2月22日民主党細川議員この件で「レイシズムとは戦う。表現の自由は守る。多様性は大切にする」とツイート。
  • 2月22日BBC他国際メディアが報道
  • 2月22日横浜市西区の図書館でも被害。
  • 被害は一般書、児童書、外国語本など多岐。
  • 2月24日民主党有田芳生参議院議員「『アンネの日記』への破壊行為は、ホロコーストの記憶に対する攻撃だ」とツイート。
  • 2月24日自民党片山議員情報提供呼び掛けツイート。
  • 2月24日警視庁捜査本部設置
  • 2月25日横浜市神奈川区の図書館でも被害。
  • 2月28日文部科学相 アンネの日記被害拡大防止へ。
  • 3月12日無職の男(36)=東京都小平市=書店に不法侵入した疑いで逮捕。
  • 3月14日杉並区内の図書館で関連本23冊を破った器物損壊容疑などで再逮捕。
  • 4月 4日杉並区内の図書館で関連本を破った別の器物損壊容疑などで再々逮捕。
  • 6月19日犯人不起訴。


被害冊数
杉並区 11館 119冊 平均10.8冊/館(2/3には破損なし)
    確認→2/6破損発見
中野区 5館 54冊 平均10.8冊/館
練馬区 9館 41冊 平均 4.6冊/館
新宿区 3館 39冊 平均13.0冊/館
豊島区 3館 12冊 平均 4.0冊/館
本屋1件 2冊  
武蔵野市 2館 9冊 平均 4.5冊/館
西東京市 3館 10冊 平均 3.3冊/館
東久留米市 3館 10冊 平均 3.3冊/館
横浜市西区 1館 1冊  
横浜市神奈川区 1館 1冊  

被害があった主な書籍

アンネの日記
アンネ・フランク
Anne Frank
アンネの童話
アンネ・フランクへの手紙
「アンネの日記」もう一つの真実
アンネ・フランクからあなたに
アンネ・フランクをたずねて
母と子でみるアンネ・フランク
二〇世紀女性文学を学ぶ人のために
この人を見よ!歴史をつくった人びと伝
地球の心はなに思う
小川洋子対話集
20世紀日記抄
Tagebuch
私はホロコーストを見た
ホロコーストを次世代に伝える
アウシュヴィッツ186416号日本に死す
杉原千畝―命のビザにたくした願い

犯行が一定地域に集中…?

最大の被害は杉並区の121冊。11カ所の図書館が最寄り駅から徒歩10分前後の圏内にあり、捜査1課は犯人が同区周辺に土地勘があり、電車で移動しながら犯行を繰り返していた可能性も視野に入れる。

これを見た2ちゃんねるでは…
杉並区では以前、教科書採択のとき歴史教科書について左翼団体や民団からのものすごい抗議があった。
杉並区歴史教科書採択騒動
それが関係しているのではないかとの意見も出ている。

東海シールの件と酷似

韓国で学生たちが図書館の書籍で「日本海(Sea of Japan)」と表記された箇所に「東海(East Sea)」と表記されたシールを貼る活動を行っていることを自民党の片山さつき参議院議員(54)がツイッターで報告している。

片山氏は、この韓国の学生たちの活動を紹介する「Koreans put East Sea stickers over Sea of Japan in maps at library」と題された動画が現在、YouTube上に投稿されていることを紹介。投稿者の説明によると、同動画はテレビ番組で放送されたもので、同番組に出演していた韓国人が「We need to do this in Japanese libraries as well.(日本の図書館でもこの活動をすべきだ)」と述べていたとも説明する。

現在、日本では都内の図書館で「アンネの日記」に関連する書籍が破られる事件が相次いでいることもあり、片山氏はこのシールを貼る行為に対して「これは韓国でも犯罪では?」と疑問を呈している。

韓国3・1節で行われた反日デモにおいて…

韓国・朴大統領、安倍政権を批判 「河野談話」検証けん制か(14/03/01)



寄贈・手紙続々

  • 事件を受けて東京のイスラエル大使館と日本ユダヤ教団は、今回、被害に遭った図書館に対して、新しい「アンネの日記」の本を寄贈することを決めました。
  • 卑劣な行動に対する批判が高まっている。「事件に負けず、本や表現の自由を守ろう」という動きも広がり始めた。
  • イスラエル大使館には、一般市民らから1千通を超える励ましや同情、謝罪の電話やメール、手紙が届いているといい、「心が温められた。犯人の意図とは逆の結果になったのではないか」と表情をゆるませた。

中央図書館に100冊以上

東京都立中央図書館(港区)に、「寄贈」とみられる関連本が届けられていたことが2014年2月25日、分かった。

同館によると、24日午前に段ボール箱2箱が業者によって届けられ、25日に中身を確認したところ、計100冊以上の「アンネの日記」や関連書籍が入っていた。24日中には、荷物の伝票に記されていたのと同じ名字(第2次世界大戦中にユダヤ人を救った外交官として知られる「杉原千畝」)を名乗る人から「本を寄贈しました。段ボール箱は届きましたか」という電話が同館にあった。この人は「今回の被害にあった図書館向けにお使いください」と申し出たという。

一連の事件で、杉原さんの関連書籍も被害に含まれていることが判明。自治体などによると、東京都の武蔵野市立吉祥寺図書館で13日、杉原さんの生涯を描いた児童書「杉原千畝―命のビザにたくした願い」が数ページ破られているのが見つかった。版元の理論社によると、同作はアンネ・フランクに関する記述も一部にある。
杉原さんは、在リトアニア領事館の領事代理だった戦時中、ナチス・ドイツの迫害から逃れてきたユダヤ人らにビザを発行し、約6千人の命を救った。「日本のシンドラー」とも呼ばれている。


犯人逮捕

東京都内の図書館や書店で「アンネの日記」などユダヤ人迫害関連本が相次いで破られた器物損壊事件に絡み、被害にあった豊島区内の書店に不法侵入したとして、警視庁捜査1課が建造物侵入容疑で30代の無職男を逮捕したことが2014年3月12日、分かった。男は書店で被害が確認される前に、破られた本があった書棚に近づくなど店内で不審な行動をする姿が防犯カメラに写っていた。警視庁は男が一連の事件に関与した疑いが強いとみて、裏付け捜査に全力を挙げている。

捜査1課が店内の防犯カメラを調べたところ、2冊目が発見された21日と、それ以前の2月中旬に店を訪れ、同関連本のある3、4、8階などを行き来する不審な男がいたことが判明。いずれも被害のあった書棚近くに足を運んでいた。22日には店内で勝手にビラを張っていたことも確認。無断でビラを張るという、書籍購入などの「本来の目的」以外の目的で書店に侵入したとして、2014年3月7日に建造物侵入容疑で男を逮捕した。男以外に不審な人物は写っていなかった。

被害は23区北西部と近接地域に集中し、同関連本に異常な執着がみられるため、捜査1課は同一犯の疑いが強いと判断。男が被害のあった図書館に出入りしたとみて、周辺の防犯カメラの画像を検証しており、一部で似た男の映像を確認した。男のパソコンや携帯電話も押収。接続履歴が残っていないため、図書館の場所をネットで調べた痕跡がないか、ハードディスクの解析を急いでいる。

男は一連の事件への関与を認める供述をしているという。男に特定の思想的背景はみられないが、言動に多少不安定な部分があるという。

再逮捕、再々逮捕

東京都内の図書館や書店で「アンネの日記」などユダヤ人迫害関連本が相次いで破られた事件で、杉並区内の図書館でも関連本を破った疑いが強まったとして、警視庁捜査1課が小平市の無職男(36)=別の器物損壊容疑などで逮捕=を同容疑などで4日に再逮捕する方針を固めたことが2014年4月3日、捜査関係者への取材で分かった。逮捕は3回目。男は「1年ぐらい前から破り始めた」と供述しており、捜査1課は一連の犯行に男が関与しているとみて裏付けを進める。

男が容疑を認める一方、不安定な言動を続けているため、捜査当局は再逮捕後に男を鑑定留置して責任能力の有無を調べる方針。

犯人不起訴

東京地検の請求で行われた精神鑑定で「犯行時は心神喪失状態だった」と診断されたことが2014年6月19日、関係者への取材で分かった。地検は刑事責任を問うのは難しいとして、近く男を不起訴とする方針。
男は逮捕後の調べに大筋で容疑を認めており、計画的な犯行だったことも示唆していた。一方で意味不明の言動もあったため、地検は責任能力の有無を確認するため東京地裁に鑑定留置を請求。
6月16日まで専門家による精神鑑定が行われていたが、鑑定の結果、善悪を判断する能力を欠いている心神喪失状態だったと診断されたという。

参考文献




  • 最終更新:2014-06-20 02:49:57

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